2013-11-19 第185回国会 衆議院 農林水産委員会 第6号
さらに、輸入小麦の売り渡し価格等の対米比価を低く抑えて、麦類の消費拡大と米の消費抑制を図り、一九七〇年代の高度成長期に入ると、国民生活の変化を通じて、カロリー源などをでん粉質から動物性たんぱく質や油脂類、大豆油類に、でん粉質の中でも小麦やコーンスターチに置換していく食生活の西洋化が推し進められた結果、カロリー、栄養源は国内から海外へ置換され、西洋化、すなわちアメリカ化していったと訴える方もいらっしゃいます
さらに、輸入小麦の売り渡し価格等の対米比価を低く抑えて、麦類の消費拡大と米の消費抑制を図り、一九七〇年代の高度成長期に入ると、国民生活の変化を通じて、カロリー源などをでん粉質から動物性たんぱく質や油脂類、大豆油類に、でん粉質の中でも小麦やコーンスターチに置換していく食生活の西洋化が推し進められた結果、カロリー、栄養源は国内から海外へ置換され、西洋化、すなわちアメリカ化していったと訴える方もいらっしゃいます
○佐々木参考人 私のお答えするのが最後なものですから、いつも先の方がお答えになってしまうわけですけれども、私は、いま農民の立場で考えるならば、やはり麦の売り渡しの対米比価というものを変えてもらう。これ以外にちょっと消費拡大は、いま当面の問題としてはないのではないか。
そしてそのためには対米比価七〇%というのはちっとも無理な話じゃないと思う。そういうようにして麦の生産について意欲を示さなければならない。そのための細かい問題については後で事務局と議論をしますが、大臣としては、麦の生産の振興に対するどういう方針を持っておられるか、これについてひとつ明確に答えていただきたい。
その価格については対米比価七〇%として政府も検討してくれ、こういう要求をしたのです。われわれは、単に問題を提起して批判だけをするのじゃなくて、やはりこういう提案をしながらやってきているわけだから、大臣も率直に受け入れて考えてもらいたいと思うのですが、どうです。
それじゃ麦価は対米比価からいっても安いんだから、上げたらどうか、そしてそんなばかなことにならぬように、しかるべき値段で売ったらどうだという議論がありますが、これがまた厄介でございまして、消費者サイドから言うならば、外国麦が円高等で非常に安くなっているんだから、もっといまの麦価を下げろというこれまたかなり強い有力な意見があって、据え置きをせざるを得ないということになっております。
○松沢(俊)委員 大体対米比価というのは十対六程度になっておったと思うのです。それが麦価を決める計画を見ますと、十対六がずっと下がってきている。これだけは間違いないわけであります。そういう麦対策、価格対策、そういうことが麦を生産することのできない状態に農民を追い込んだ、こういうふうに私は理解しているわけであります。
○松沢(俊)委員 対米比価というのがあるのですけれども、米と麦の比較からいたしますと、戦前麦と米の比価というのは一体どうなっておったか。それから、昨年までは生産奨励金というのが別個についておりましたが、昨年からは麦の生産奨励金というのは入れましたね。ですから、基本価格というのは上がりましたが、それ以前は対米比価というのは一体どうなっておったのか。
麦の対米比価という言葉がございますが、対米比価ということも十分考えていかなければいかぬのじゃないかという問題もございます。 いろいろ申し上げますが、八百数十億の益が五十二年度は出る見込みでございますけれども、たとえば四十八年、四十九年、五十年の三カ年について申しますと、実は二千五百億の赤字を計上したことがございます。
したがって、まず輸入制限をやったらどうか、あるいは値段、対米比価を是正したらどうかという声が確かにございます。 そこで、まず輸入制限でございますが、麦を輸入制限した場合にどうなるかというと、今度は割り当て制度ということになってまいります。
ただ食糧用の麦だけは、これは還元すべきという論と、対米比価が非常に安くなっておる、この結果、先ほど来議論のありますお米の消費が減って、むしろ麦が伸びるというしかけになっておる、そこで対米比価からいくならばこれは相当大幅に引き上げて米とのバランスをとるべきだという議論がございまして、その関係もあって今回は据え置くということで、先般米価審議会の御答申を得て決定いたしたところでございまして、この点は、円高
特に小麦については、当面対米比価七〇パーセント以上とすること。 三、農用地の造成、高度利用と、田畑輪換可能な土地基盤整備を国の責任で行うとともに、畑作の試験研究、農業災害補償制度の確立など畑作振興対策を強化すること。
そしてまた、他の農産物の価格、対米比価、これも調べてみましたけれども、ほとんど問題にならぬところの価格政策がとられてきているわけであります。でありますから、問題にならないから麦もなたねも大豆もみんな消えていってしまったわけであります。そして、一面におきましては外国からそれを持ってくる。持ってこなければならぬわけでしょう。貿易収支のバランスをとらせるために持ってこなければならない。
そういう意味で、一つには生産費をもとにした考え方を、あるいはかつて一時とられたように米価との比率、対米比価の考え方をとったらどうか、あるいはパリティ方式自体についての算定方式については安定性があるけれども、現在の二十五、六年基準、麦の生産事情が全く違った事情を基準としたもので農業パリティ指数で伸ばしていくという方式が適切であるか否かという、実はいろいろ幅広い御論議がございまして、いずれにしてもこの算定方式
先ほども当委員会で大臣からも麦作振興の大命題に対して価格算定方式からもこれを積極的に推進しなければならない、その場合に、現在の生産奨励金その他の取り扱いについても積極的な検討が必要だと申し上げたわけでございますが、繰り返すようでございますが、昨年の米価審議会においても算定方式の検討が開始されておりまして、その場合に生産費方式なり対米比価方式と並んで、現在の奨励金水準を加味した手取り水準を念頭に置いた
次に、かつて現在の食管法四条ノ二に規定する算定方式をとる以前に、まず米価がパリティで決まりまして、それに対して対米比価方式ということで米価の何割というような方式等が決められましたが、そういう方式を、麦作が安定的な時代においての対米比価をとったらそれがいいのではないかというような御議論が一方に出ましたが、これに対しては、逆に麦と米との生産事情がそれぞれ異なるので、一義的に対米比価方式をとるのについては
○安倍国務大臣 いまお示しになりましたように、麦の政府売り渡し価格は現在大幅な逆ざや状態にあるにもかかわらず、昭和四十八年十二月から据え置かれておるということで、米に対しましていわゆる対米比価は相対的に非常に割り安になってきておることは事実でございます。
しかし、麦につきましては、米との間のいわゆる対米比価の問題等もあるわけでございますし、あるいは麦の食管赤字逆ざやの問題もあるわけでございますから、そういう面については改善をしていかなければならぬ面はあると思います。そうしてそれがまた米の消費を増大をさせる一つの要因になり得るというふうにも判断をいたしておるわけでございます。
したがって、そのためには一つは、やはり消費の拡大を図るためのいろいろ広報活動等をもっと積極的にしなければなりませんし、あるいは学校給食という面においても今後力を入れることになっておるわけでありますし、またさらに米の消費が減ってきた一つの原因として挙げられるのは、やはり麦との対比において対米比価というものが非常に下がってきておると、そして麦の値段が政府の売り渡し価格が数年据え置かれたというふうなところに
○国務大臣(安倍晋太郎君) まさにいまおっしゃるようなとおりであろうと思いますが、やっぱり日本の金を補助金に使って、そして麦の消費をふやして、米の消費を圧迫するという結論になっておるわけで、確かに麦の米に対する対米比価が落ちるにつれてこの麦の消費がふえておる。
としての主な原因は、ただ単なる逆ざや解消だけでなく、私は、それに加えて、やはり米との対比におきまして麦が低い、そういう点がやはり国民食生活の中にあって麦に傾斜をしていく、こういうふうな傾向も出ておるわけでございますので、やはり主食である国内の農産物であるところの米の消費を拡大していかなければならぬ、そういう農政上の判断からも、やはり麦については逆ざや解消とともに、米の消費拡大といいますか、米との対米比価
○大河原(太)政府委員 食糧政策全般の問題と関連いたしまして、米、麦価等の売り渡し価格の関係について適切な配慮をしてそして米の消費の拡大を図れという御質疑だと思いますが、お話のとおり外麦については現在大幅な逆ざや関係にありまして、千三百七十五億の財政負担をして、そのために麦の対米比価が、昭和四十年当初等に比べますと麦の割合が非常に下がっておるというような事態でございます。
○湯山委員 これだけ国が財政的に困っているときに、いまの対米比価、いまおっしゃったとおりです。当時八一であったのがいま四〇台です。半分になっているのですね。そうやって麦の方へ金をつぎ込んで、そしていま大蔵省の言うとおり、宣伝して消費を伸ばす。これは全く政策が間違っている。こんなのだったら学校給食に四億出した、五億出したといったって、とにかく一方は千四百億ですからね。力の入れ方は千四百億対四億です。
○安倍国務大臣 今後の農政を進めていく場合におきまして、やはり対米比価ということも考えながら、米と麦とのアンバランスというものは改めていかなければならない、こういうふうに考えております。
しかし、依然として逆ざやがあることもこれは事実でありますし、また麦作の推進を行わなければならぬという農政上の問題もありますし、対米比価という問題もある。そういうふうなこともあるわけでございます、農政上は。また一面、確かにいまおっしゃるように物価という面もあるわけでございまして、この点はいま非常に慎重に検討いたしておるわけであります。
こういうふうな状態でございまして、考えようによっては、これは外国の農産物に補助を出すということは、外国の農民に補助金を出すということにもなるわけでございますし、まあいまの先ほどもお話がありました対米比価等も考えてみましても、やはりこれから米を国民に食べていただくという面をまた考えてみましても、理論的な立場からいけば、これは現在やはり政府の売り渡し価格をある程度上げるということは理論的には私は妥当じゃないか